nannan

19歳、IBライフを終えて帰ってきました。

#28 あの30分

 

イタリア人の友達に「Takuto! My lover! Give me hug!」とここ1ヶ月言われ続けてます。

いや、めっちゃ羨ましくないですか。羨ましいですよね。

 

 

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まぁこのイタリア人が女子だったらの場合なんですけど、残念ながら男子なんです。僕この子とはいい友達のままを望みます。

 

 

まあそんなことは置いといて。

 

ブログ書くのは3ヶ月ぶりらしいです。もう忘れられてますね。いや、僕のことは忘れないでください。僕の夏休みはそれと言ってここに書きたいことはないので割愛しようかなと思います。何をしてたかというと、、、留学フェローシップというキャンプに行ったりtech campというプログラミングキャンプに行ったり友達に会ったりしてました。以上です。もしかしたら留フェロのことはいつか書くかもしれませんね。

 

 

 

 

 

もうこっちに帰ってきて1ヶ月たってしまいました。この1ヶ月はExtended essayという卒論の1回目の原稿締め切りに追われ、宿題に追われ、Showの中のdanceの企画に追われてました。ずっと追いかけられてるんですがどうしましょう、、、。このまま夢にも出てこないといいのですが。

そうそう、ついこの間までPeace One Day/UWC Dayのイベントのオーガナイザーしてたので今日はこの話でもしましょう。

UWC Dayというのは、全カレッジがこの日にUWCを祝う日のようなものです。で、僕たちイタリア校の場合はこの日と同じ日にPeace One dayという平和を祈る日があって、僕たちは毎年この日にトリエステの広場でShowを行います。僕はこれの全体の管轄の1人でした。

 

 

このShow当日までに2週間ぐらいダンスのリハーサルをしたり、段取りのうちあわせをして前日に通しのリハーサルをするものなんです。僕の場合は日本のダンスの担当でもあるのでソーラン節のリハを他の日本人としてそのあとにインドのBollywoodというダンスのリハに行って、晩御飯を食べたら他のオーガナイザーと一緒に当日の段取りをちょっと話す感じです。

 

 

基本的にShowの段取りってうまくいくもので、2nd yearがダンスのオーガナイザーをして真面目にやればうまくいくんですよ。基本的には。

、、、今回は本当に辛かった。

 

2週間みんなが自分のすべきことをして、迎えた前日。その日にはUniversity Fair(アメリカの大学の関係者が来てインタビューとかしてくれるもの)がありました。最終リハーサルは20~22時の予定でした。Univesity fair16~22時でした。そうです被ってます。大問題です。でもやらないわけにはいかないので20時から始める予定だったんですが。

 

 

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各ダンスのOrganizerがいない。いい意味でダンスを取りまとめる人はみんな真面目なのでUnivesity fairに行ってました。こちら側からしてみれば当日と同じ順序で開始してどんな感じになるかを見たいというのに、最初4つの演目の人が全然いない。始められない。僕の隣にいた人は「タクト!どうすんの!?始めるん?何がしたいん?」とずっと質問してくるのですがこっちからすれば「いやこっちが聞きたいわ」という感じでした。また同じタイミングで仕切るのが好きな自分の同期が楽器を叩いて叫びながら「みんな黙って!こっちの声が聞こえないんですか!おい!」と言っている。周りの待っている人の表情は明らかにいやそうで今にも逆ギレしそう、自分の他の同期は呆れている。

 

 

 

でも自分のすべきことはわからなかった。胃が痛くて仕方がなかった。僕は他人の顔に出る表情に敏感で、マイナスオーラが多量に出ている状況が耐えられませんでした。僕にできたことといえば、叫んで黙らせている人が使っている楽器を1つずつこっそり隠すことでした。そうすれば少なくとも音は鳴らない。あとは他の演目の人がいるかどうか歩き回って確認していない人と連絡を取ることぐらいでした。

結局始めの1時間は全員でするダンス(1番初めに人がいないからこれをみんなに教えようと言ったのにこの人に却下されました。辛いです。)のために時間を使い、そのあとは無事にOrganizerもほぼ揃ったので前日リハは終わりました。小さなトラブルは23個あったけれど始めの1時間、30分に比べれば可愛いものです。でもこの2時間半は気が詰まって仕方がなかった。

 

 

 

正直、メッッッチャ悔しかった。僕はこのPeace One Dayのダンスの全体統括をすることを去年からずっと考えてたんです。それでやっとつかんだチャンスだったのに、今までShowの前日リハを見てきてうまく準備すれば何もなく終えることができるものと知っていたのに、あの30分を作ってしまった。しかもそれがUniversity fairという予測外のものがきっかけで招いてしまったのも辛かった。本番うまく行ったことが救いだったけれど本当に悔しかった。

 

 

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今年のshowの様子,,,)

 

 

でも、この2日間この前日リハと当日のことを考え続けて、自分の力不足を感じれたのは良かったと思う。最近グローバルな規模でリーダーになろうという言葉を聞くけれどそれが並大抵なものじゃないということを実感させられた。外国の人って自己主張が強いから相当強気に行かないと勝てないし(ここでの勝つという表現には突っ込まないで)、かといってただ言い返すだけでも彼らは引き下がらない。仕切りたがりの同期1人黙らして本来の立場としての役割を果たせないようじゃまだまだだなぁと。まああとは、やっぱり1人じゃ物事は動かせなくて他人と協力することも必要不可欠なんだなって。結局あの場面も僕1人だったら何も進まなかったかもしれないし。難しい。

 

 

当たり前やん?と思うかもしれないけれど、当たり前のことって気づきにくいことじゃないかなと思います。だって当たり前ってみんながすべきと思っていることで、結構難しいことなんじゃないかなって。自分にとってあの30分はあれを通して成長した!では言い表せないぐらい、貴重な時間でした。

 

 

 

 

それでも未だに自分で全部うまいことまとめたかったとか思ったりするんですが笑。結局根本は僕の隣で周りを黙らしてた人と同じかも、しれないです。

 

はぁ、リーダーって大変。LEADERLeadする人ですから。いつか僕ももう一度Leadしてみたいです。もう一度、あの30分を経験した状態で。

 

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それではまた来週!バイバイ!

 

 

10:28am

9.23.17